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2022.05.25

『仏教は宇宙をどう見たか』 佐々木閑 (化学同人 DOJIN文庫)

アビダルマ仏教の科学的世界観

 「間は未来から過去へと流れている」ということを私もずっと言ってきているわけですが、同様の捉え方をしていた人たちは無数にいます。

 特に昔はそういうふうに感じるほうが一般的であったようで、たとえば仏教の倶舎論(アビダルマ)の中にも、未来が向こうからやってきて去っていくというようなことが記述されています(ただし因果関係は過去→未来)。

 非常に難解なその倶舎論を、おそらく最大限に優しく易しく語ってくれているのが、佐々木閑先生のこの本ではないでしょうか。

 その独特な時間論についても、映写機を比喩としてわかりやすく説明してくれています。

 そのおかげさまで、やはりアビダルマの時間観と私の時間観は似て非なるものだなと確認できました。私のトンデモ時間論は全く論理化、言語化できていないので、どう違うかの説明すらできないのですが。ただ、違うことだけはたしか。

 いったいいつになったら言語化できるのか。昨日の話ではないが、もしかすると、それは科学者がやってくれのかもしれません(そうだと助かる!)。

 そうした、文系と理系のコラボというか、より高い次元での止揚というか、そんなある種の理想世界を体現してくれているのが、京都大学で化学と仏教を学んだ佐々木先生ですね。

 佐々木先生の世界観との出会いは14年前。知り合いの和尚様から「犀の角たち」をお借りしたのがきっかけ。それから著書や動画を通じて先生からは本当にいろいろなことを学んでおります。

 直接お会いする機会がありそうだったのが3年前。当時の花園大学の学長さんからチベット旅行に誘われた時です。佐々木先生も同行するはずでした。

 しかし、その夢のような旅行はコロナで中止。いまだお会いする機会はありませんが、いずれご縁があるでしょう。

 それにしても、この世界一わかりやすい「倶舎論」も、やはり難解でした(私の頭では)。

 お釈迦様後の仏教論には、どこか行き過ぎた知的遊戯的なところもあって、私のような無明の凡夫はそういう意味で、それってお釈迦様が一番嫌ったことじゃないの!?とツッコミを入れたくなってしまうのでした。

 そしてもう一つ思うのは、2500年前の天才の考えに近づこうとするのもいいけれども、この現代にふさわしい新しい哲学や宗教が生まれてもいいのではないかなということです。

 そのヒントとなるのが、近過去の天才、出口王仁三郎や仲小路彰の残したモノたちであると思うのです。科学万能となった現代においては、そういう思索が、カルトやスピ扱いされてしまう傾向がありますが、やはりそこを乗り越えていかねばならないと思う今日この頃であります。

 少なくとも、お釈迦様や王仁三郎、仲小路が21世紀の今生きていたら、いったいどんな考え方をし、どんな言葉を発するのか、そういう想像力を働かせることは大事でしょうね。

 この本に関するこの動画をぜひご覧ください。後半の「ワクチン陰謀論」と「宗教」に関するところも興味深いです。そのとおりだと思いますよ。

 

 

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2022.05.24

現在の観測が過去を変える?!

 日の記事が思いのほか好評だったので、続きを書きます。

 実は「ある科学者」との対話には、もう一つ面白い話題がありまして、それがこちら、理研と日立などが行なった新しい「二重スリット実験」の結果についてです。

V字型二重スリットによる電子波干渉実験
-「波動/粒子の二重性」の不思議の実証を一歩進める-

 読むだけではよくわからないので、上手に説明してくれている動画をご覧ください。

 

 

 つまり、現在の観測が過去を書き換える可能性があるということですね。

 これについて科学者の方は、私の「時間は未来から過去に向かって流れる。よって原因は未来にある」というトンデモ理論(哲学)にかなり近いものがあるとおっしゃるのです。なるほど。

 「未来に原因があって現在その結果が出ている」あるいは「現在に原因があって過去が結果として変化する」という私の(宇宙人的)感覚は、たしかに先日動画でも話したとおり、「コト」世界における時間の流れを前提としていますよね。

 科学で言うところの「観測」というのは、まさに私の言う「コト」ですし、「観測」されないということは「モノ」世界のことです。

 そう考えると、やはり私が前世(?)宇宙で学んだことは地球の未来の科学の成果だったのかもしれません。ということは、私は宇宙人というより、未来地球人?ww

 まあ、それはいいとして、こうして超文系の私の言葉が最先端の科学と結びついてくるというのは面白いことです。楽しい!

 私に数学や物理学の才能があったら、今ごろ…な〜んてね(笑)。

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2022.05.23

この世界を支配する“もつれ”

 

 昨日の核融合発電の記事に登場した「ある科学者」のご専門はこちらの分野です。当然、このエンタングルメントの話も出ました。

 私は数式という言語に全く疎い人間なのですが、なぜかいつも話は噛み合うのです。それは、もちろんその科学者の方が私の言語を深く理解してくださっているからです。

 いや、もしかすると理解ではなく、それこそエンタングルメント(「量子もつれ」という訳語はあまり好きではありません)で共鳴しているのかもしれませんね。

 私自身はよくわからないのですが、どうも私の「モノ・コト論」が量子力学の別表現らしいのです。すなわち、「モノ」が波で「コト」が粒。無意識と意識ですね。そこに最近、私は双方向性を持ったトキを重ねているのですが、それもまた最新の量子力学と親和するらしい…なるほど。

 さらにその方が興味を持ったのは、私のお預かりしている出口王仁三郎の耀わんの情報伝達システムです。

 たしかに、茶碗表面の穴に記述された情報が、茶碗内部にホログラム的3次元世界を投影しているとも言えます。そう、この動画でも紹介されている大栗さんのホログラフィック理論ですよ。

 ようやく東大の物理学が王仁三郎に追いついてきたということですか(笑)。

 私は、ホログラフィックに投影されているというよりは、私たちの脳みそが勝手にそのように「展開」しているととらえています。その辺については自然科学的な宇宙の見方と、物語的な宇宙の見方の違いがありますから、今後も対話を重ねていこうと思っています。

 私はいわゆるスピリチュアルの中の「なんちゃってスピ」「勘違いスピ」「金儲けスピ」は完全否定派なのですが、中にはホンモノも紛れていると実感しており、それがこれからの新しい世界構築のカギを握る存在であると信じています。

 いずれにしても、世の中に溢れるウンコみたいな情報に洗脳…いや、染脳(汚脳)されることなく、未来からやってくる波をしっかり捉えて、自分なりにそれを粒子化していくことが大切かと思います。それが、モノのコト(カタ)化、すなわち「モノガタリ」なのであります。

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2022.05.22

『ウルトラ音楽術』 冬木透・青山通 (集英社インターナショナル新書)

 日観た「シン・ウルトラマン」、音楽はなかなか良かった。

 宮内國郎のオリジナルの音楽と鷲巣詩郎の新曲のバランスがよく、それぞれのシーンで「懐かしさ」と「新しさ」に基づく興奮を味わうことができました。

 しかし、ウルトラシリーズの音楽と言えば絶対にセブン。つまり、冬木透さんの音楽ですね。

 青山通さんによるウルトラセブン&冬木透論については、以前こちらに書きました。

 ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた

 そして、いよいよお二人がコラボして、より核心に迫る良書が完成しました。

 いちおうクラシック畑にもいるワタクシとしては、冬木透、そして蒔田尚㚖としての音楽歴や音楽観、そしてお好みを知れて嬉しかった。

 キリスト教音楽家としての蒔田尚㚖もしっかり評価したいですね。

 ご自身も書いていますが、代表歌曲「ガリラヤの風かおる丘で」は、いかにも蒔田さんらしい優しい愛に溢れた佳曲です。この親しまれている国産賛美歌の作曲者が、ウルトラセブンの音楽の作曲者だと知らない人も多いのではないでしょうか。

 

 

 パイプオルガン大好きな私としては、蒔田さんのオルガン作品をたくさん聴いてみたいところです。なにしろ、実相寺昭雄映画「曼荼羅」の音楽でしか聴いたことがないので(!)。

 この本全体を通じて印象に残ったのは、想定外の仕事や、自分では納得いかなかった仕事が、のちに高く評価されるということ。人生とは案外そなんものですね。自我が強すぎるとそこに違和感を抱いたり、不快に思ったりしてしまうのでしょうが、冬木さんは全然そんなことなく、逆にそこに価値を見出し楽しんでさえいるように感じました。

 それはある意味自分の中での満足がないとも言えるわけで、それが結果として自身の進化を促しているのかもしれません。そう考えると、一番怖いのは、自分でも満足した創造物が他者にも受け入れられることかもしれません。それは行き止まりを意味するのです。

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2022.05.21

「核融合発電の時代はくるの?」専門家に聞いてみた

 いうギズモードの記事を読みました。

「核融合発電の時代はくるの?」専門家に聞いてみた

 ちょうど今日、ある日本人科学者とリモートでお話をしたのです。話題は多岐にわたりましたが、核融合も重要トピックの一つでした。

 その方の見解でも、すでにブレイクイーヴンは突破したが、実用化ということになると今度は科学者の領域ではない部分の壁が高いとのことでした。

 つまり「発電所を建設する」という現実的なフェーズに入りつつあるということですね。今まではあまりそういう話題になりませんでしたから。

 グローバルな視点でいうと、各国がそれぞれに核融合炉を持つのではなく、ヨーロッパはヨーロッパ、アジアはアジアでというように、一定の地域で共用する形の核融合炉を建設することになりそうだとのこと。

 そう、これまではエネルギーの確保が戦争の種になってきたわけですが、これからはエネルギーの「分かち合い」が平和の礎になっていくということでしょう。

 宇宙太陽光発電の構想とともに研究が進んでいるマイクロ波電力伝送システムがここに応用されるのではないでしょうか。

 戦後すぐに仲小路彰は「21世紀は核融合の時代」と予測していました。その頃はもちろん、つい最近までそれは夢物語のように感じられていたにちがいありません。

 それがここへ来て一気に現実化への勢いを増しているようです。

 日本人は「核」という言葉に何重もの嫌悪感を持っています。それは歴史的にしかたない。しかし、だからこそ、それを乗り越えて、未来平和のリーダーにならなければなりません。

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2022.05.20

『頭のよさとは何か』 和田秀樹・中野信子 (プレジデント社)

 日は、アメリカ人と中国人の大学の先生方と「新しい学校」「本当の教養」について協議しました。

 夢のような話がどうも実現しそうです。

 彼ら彼女らは世界のランキング上位に位置する大学の出身。私は日本の田舎の目立たぬ公立大学出身。

 一見、同じ地平にいないように思えるでしょう。しかし、実際はそんなことはありません。私は学歴に関して全くコンプレックスを持っていません(今は)。

 それはもちろん、彼ら彼女らが、私に偏見を持っていないからです。謙虚に私の話を聞いてくれるのです。

 東大出身の友人もたくさんいます。私は彼ら彼女らからたくさんのことを学びますが、一方、彼ら彼女らの方から私のところに教えを請いに来ることもあります。

 この本で、和田さんが「頭の良さとは、能力ではなく態度である」と述べていますが、つまりそういうことなのです。

 私や彼ら彼女らは学歴を気にして遠慮することはありません。わからないことはわからないと互いに学び合います。

 今日の討論で、「知性」「教養」とは「connectedness」「bridge」であるという話が出ました。そのとおりだと思います。

 個別の知識をいかにつなげて、より本質に、より高次元的価値に近づくかが、「頭の良さ」の条件でしょう。つまり、偏見や思い込み、既成概念にとらわれないこと。すなわち「自由」であること。リベラル・アーツの基本です。

 日本の教育システムでは、そのようなことが全く考慮されていません。この本にも書かれているとおり、ただ仮設された「正解」をバラバラに暗記させるだけです。

 「知性とは誰も知らないことを知ろうとする熱意である」…この本のクライマックスはこの言葉に象徴されるでしょう。

 私は「変わった先生」ですので、皆が知っていることにあまり興味がありません。ググって出てくる情報には興味がないのです。

 これは、本当のことを言うと、過去の情報の蓄積(暗記)を要求される「学校」において、劣等感を感じたおかげなのですが。ですから、それこそ「学校」には感謝しており、またその経験から「先生」になったわけですが、いよいよそんな悠長なことを言っていられない時代になってきました。

 長年「学校をぶっ壊す」を標榜しつつ、それがぶっ壊れないほどに堅固な守旧システムになっている内部現実に直面し、それではと今度は外からそれを脅かそうと、今様々な思考と試行を試みているところです。

 大人の修学旅行、富士山合宿もその一つですし、このたびの文科省傘下に入らない「新しい学校」のプロジェクトもその一つなのです。

 面白いもので、いや当然といえば当然ですが、私のチャレンジに興味を持ってくれるのは、日本人ではなく外国人のことが多い。とは言え、やはり中からも大きなムーブメントを作らないといけないので、ぜひ興味を持った日本人の方はご協力ください。

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2022.05.19

『シン・ウルトラマン』 庵野秀明 脚本・樋口真嗣 監督作品

 てきましたよ。昨日の仏像トークにも登場したウルトラマン。

 早くも大ブームが起きているようですが、平日の昼間ということでさすがにガラガラでした。

 賛否両論があるというのは、どんな作品であれ当然のこと。

 しかし、その賛否が自分の中にこんなにも自然に共存するというのは初めての体験でした。

 一言で言えば、物足りない。しかし、やっぱり現代にウルトラマンが再臨するのを目撃できたという意味では感激。

 そう、結局はウルトラマン世代の私たちは、その思い入れが熱く、そして熟成しているだけに、「新」ウルトラマンへの期待はそれぞれであり、それが完全に満たされることもそれぞれありえないので、こういう結論に至らざるを得ないのでしょう。

 では、ワタクシの極私的な期待は何かというと、まさに現在のワタクシのテーマでもある「人類のために命を捧げる」ことの表現への期待でした。

 そういう意味では、あまりにあっさり描かれており、いや私の期待するレベルからいうと描かれてさえおらず、正直がっかりでありました。

 もちろん、それはこうしたヒーローものの宿命、「人類は結局神頼み」という問題提起につながっているわけで、描ききれないのは仕方ありません。

 最終的に何ものにも依存できない、自分たちで解決しなければならない人類究極のテーマですから、まあ今回もまた原点に引き戻されたとも言えますがね。

 その他、オタク的な観点や現代の社会問題的観点での考察は、私以外の無数の人たちがやってくれるでしょうから割愛します(語りたいことだらけですが)。

 追記 でもどうしても一言だけ。「大きな春子ちゃん」!

 

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2022.05.18

みうらじゅん×山田五郎 『仏像トーク』

 

 

 岡市の実家におります。そういえば山田五郎さんのご両親は静岡市の出身でしたね。

 ご本人の生まれは東京ですが、少年青年期を大阪で過ごされたので関西弁は流暢です。みうらじゅんさんは京都市の出身ということで、この対談は関西弁で始まりますが、最後の方はお二人とも東京弁(標準語)になっているのが面白かった。

 お二人は、私にとって「独自研究」の師匠であります。昨年みうらじゅん賞を獲った2022年5月24日限定発売 父の日 2022 プレゼント ビール beer ギフト セット 60代 70代 80代 送料無料 キリン K-IPF3 一番搾り3種 飲み比べもそうですが、「独自研究」とアカデミズムのバランスというのは難しい。

 対談前半の関西弁パートは「独自研究」というより「自分語り」が全開ですが、後半の仏像に関する「独自研究」に至ると、そこはアカデミズムへの挑戦的な意味合いも出てくるので、標準語モードになっていくのでしょう。

 私は残念ながら母語が標準語なので(どこの方言も話せないので)、話の次元(レイヤー)によって言語を使い分けることができず面白くありません。幼少期までは宇宙語話せましたけどね(笑)。

 この対談を見て聴いて思ったんですけど、文系の学問って全部「独自研究」でいいんじゃないですかね。暴論でしょうか。

 結局のところ、文化に普遍的な意味や価値やシステムを見出すことって無理でしょう。それぞれの時代のそれぞれの人間が関わっているわけですから。そして、それらをそれぞれの時代のそれぞれの人間が研究するわけですから。

 その固定化されない「ゆるさ」こそが、文化の人間の生命力そのものなのではないでしょうか。

 それにしてもこのトーク面白かった。元気をもらいました。

 そう、仏像って最終的に人を元気にするものなんじゃないでしょうかね。

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2022.05.17

マカロニえんぴつ 『星が泳ぐ』

 日の「島唄」に続き、山梨発の音楽を一つ。

 宮沢和史さん、藤巻亮太くん、志村正彦くんと、叙情的な歌詞と旋律が印象的な山梨のソングメーカーたち。やはり、独特の自然環境と風土、生活文化が反映しているのでしょう。

 今日紹介するマカロニえんぴつのリーダーはっとりくんは、鹿児島生まれだそうですが、育ちは幼少期から高校時代まで山梨。彼もまた独特な感性を持っているように感じます。

 特に志村くんへのリスペクトは大きいようで、曲作りだけでなくその歌唱にも影響を感じます。

 さて、この最新曲「星が泳ぐ」は、現在放映中のアニメ「サマータイムレンダ」のオープニング曲となっています。「サマータイムレンダ」は和歌山の離島を舞台にしたSFホラー(なのかな)。日本的な風景と文化の中に潜む見えない「影」がテーマということで、特に「影」の濃い山梨発の音楽がぴったりマッチしています。

 なんとなくクセにてなる曲ですよね。シンプルですが、ちょっとしたベースの半音進行が明るさの中に「影」を感じさせます。

 やっぱりJ-Rockって世界的に得意な進化を遂げちゃいましたね。つまり「和歌」や「私小説」の文化、日本文学の正当進化型がそこにあるということです。もっと言うと日本の目に見えない「宗教性」の発現でもあると。

 ですから、アニメと一緒に世界に出ていくのです。40年後にはきっとこれが世界の大きな潮流になると信じています。

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2022.05.16

THE BOOM 『島唄』

 日は沖縄返還から50年の日でした。

 沖縄と山梨、遠く離れ、特に深い関係はないかのように思われますが、実はそうでもないのです。

 まず、50年前の沖縄返還に際しては、山中湖に蟄居していた仲小路彰が大きな影響を与えています。

 仲小路と佐藤は五高時代の同級生。総理となった佐藤はことあるごとに山中湖へ通い、仲小路から重要な情報・アイデアを授けられました。

 この写真は山中湖での貴重な二人の写真です。

 佐藤のノーベル平和賞は非核三原則と沖縄返還が主たるその受賞理由でしたが、その裏には(密約部分も含めて)仲小路の助言があったのでした。

 そうした助言の具体的な内容については現在研究中です。

 さて、時代は移り、返還から20年経った1992年、発表されたのがTHE BOOMの「島唄」です。

 作詞・作曲の宮沢和史さんは山梨県甲府市出身。

 発表当初は、現地の人たちには「なんちゃって沖縄音楽」と揶揄され批判されましたが、今では本土の人たちにとっても、沖縄の人たちにとっても大切な歌の一つになりました。

 この曲の画期的というか巧みなのは、さまざまな音楽的要素が融合・和合しているところです。

 メロディーで言えば、沖縄音階と、本土のヨナ抜き音階と、西洋音階が絶妙にミックスされています。また和音で言えば、冒頭ではノンコード、そして続いてディミニッシュを効果的に使い、またサビではいわゆるカノン進行をベタに使う。それこそ沖縄と本土とヨーロッパ(アメリカ)を見事に組み合わせたと言えましょう。

 そしてそこに乗る歌詞ですね。いや、歌詞が先にあって、そこにそれぞれの「国」の音楽が乗ったのでしょう。たしかに見事です。「和」を基調とする日本らしい音楽なのです。

 

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